EC通販市場は物販を中心に拡大




出典:経済産業省/令和2年度電子商取引に関する市場調査)

経済産業省による国内電子商取引市場規模(BtoC及びBtoB)によると、2020年の日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は、19兆2,779億円(前年19兆3,609億円、前年比が初めてのマイナスで0.43%減)で横ばいとなりました。また、2020年の日本国内のBtoB-EC(企業間電子商取引)市場規模は334.9兆円(前年352.9兆円、前年比5.1%減)になっており、ちなみにCtoC-ECが1兆9,586億円で伸び率12.5ポイントとなっています。
そして、EC化率【※1】は、BtoC-ECで8.08%(前年比1.32ポイント増)、BtoB-ECで33.5%(前年比1.8ポイント増)となり、商取引の電子化が引き続き進展しています。
※1:EC化率は物販系分野を採用。全小売に占めるECの割合。
19.2兆円の内訳は、物販系分野が12兆2,333億円、前年に比べての伸び率は何と21.71%。コロナ禍の中、巣ごもり需要を中心としたECの伸びが顕著に表れた。
なお、サービス系分野は4兆5,832億円、伸び率が物販とは逆に-36.05%、デジタル系分野は2兆4,614億円、伸び率は14.9%となっている。

ただし、人口減少を年50万人、生産人口減の割合を考慮すると、2025年~2030年の間にピークが来て、EC化率が10%強で物販は15兆円ぐらいのマーケットか?

何より国内の小売市場全体は毎年シュリンクしていて、そのような中、大切なことは自社の規模感を再度描く。出来れば利益額でそれを現場まで浸透できる目標の言葉に変える。例えば新工場建設や自社の会員クラブのための新しい活動費用など。そして、小規模と言えども海外チャレンジは続ける、となるのでは!?