単品ECブログをはじめました。

コロナ禍で社会が激減している最近、もう一度eコマースで直販事業を成功させたいという要望や、停滞気味のEC通販ビジネスを再拡大したい、更には満を持して単品EC事業にチャレンジしたいなどのご相談が弊社に増えている。そういう要望も受けて、このブログは上記のような事業課題を解決するためのヒントや、何よりコロナ禍後を見据えて、自社の真の事業目的と目指すべき規模感や経営スタイルなどの参考になれば幸いです。

今回は最近発行させていただいた「単品ECハンドブック」の前書きの補足掲載で、重要な7つの視点を2回に分けて、掲載させていただきます。

1:EC通販会社の経営者という強い自覚を持つ。

EC通販はダイレクトマーケティングの手法を用います。ダイレクトマーケティングとは、DMA(全米ダイレクトマーケティング協会)の定義にあるように「ひとつ、または複数の広告メディア(媒体)を用いることにより、効果測定のできるレスポンス(反応)を発生させ、商取引をどのような場所でも行うことができる双方向のマーケティングである」とされています。また(一社)日本イーコマース学会のECの定義は「インターネット経由による商取引に関する意思表示行為」です。

これを常に意識して、いつも情熱を持って経営に取り組むことが何より重要です。

2:あなたのEC通販ビジネスの目的は何ですか?

直販スタイルで展開するEC通販は、全てあなた自身が決めることができます。

商品、その価格も展開時期も売り場である広告も、もちろんウェブサイトや電話応対の端々まで、あなたが決めることです。ということは、そのコンセプトである事業の目的を明快にしないと、お客様はおろか、従業員でさえ、店頭販売や卸事業との差別化を意識せず、逆に反勢力にもなりかねません。あなたは何故、EC通販をするのですか?

3:自社の事業目的とその規模感とを明確にする。

コロナ禍後は日本国内のEC化率が鈍化する可能性がある。そのようなレッドオーシャンでは今一度、自社の事業目的と規模感を明確にしておく必要がある。例えば、本業の店頭への卸販売で約10億円の売上があるなら、新チャネル構築のEC通販で3億円。営業利益はほぼ同じなど。これは売上が1億でも100億でもその事業目的に合わせた経営スタイルも描いておく必要がある。