Amazon広告のポイント 2024年春版

Amazon Ads 【Verified partner】 の認証をいただきました。

Amazon広告については自社商品でも、お得意先のキャンペーンも多く運用をさせていただていることから上記の資格をいただきました。なお、自社商品は「GAコスメティックス」という男性向けのスキンケア商品です。

さて、広告代理は本業ではないのですが、Amazonで商品の拡販に必須となる事から多くの得意先アカウントを預かり、またはアドバイスさせていただく場合も多く、必要に応じて広告運用の代行もさせていただいております。

Amazon広告の種類

1:スポンサープロダクト広告


出品型のモールである事から、先ずは注力商品や既に売れ筋となっている商品の広告。最初はオートターゲティングでAmazonのAIにターゲッティングを任せる。
運用のコツは週1回ぐらいは必ず入札単価の確認を行い、AmazonのCPC(入札単価)の基準は価格の上から2番目が採用されることから、平均クリック単価の少し上を入札すること。また各商品やターゲットのインプレッション数の把握も癖づけたい。先ずはインプレッションが相当数は無いと売れるはずがないので。
インプレッション→クリック(Amazonの集計ではユニットセッション率なので、クリック÷セッションとなる)の一定数を逆算すれば、売れるのに必要なインプレッションも計算できる。

2:マニュアルターゲティングへ


スポンサープロダクト広告の「オートターゲティング」で一定数の販売が出来るようになると、「検索用語」をキャンペーンマネージャーのページから必ず確認する。この場合は期間を「65日」と長めにして、どのキーワードで何が売れているか?の把握。
ビッグキーワード(商品のジャンルなど短いキーワード=KW)で安い入札単価で売れていると、そのキーワードに集中させていけば良い。そして重要なのはこのKWがきちんと商品ページや在庫詳細の「検索キーワード」に入っているか。またASINとAmazon上でインデックスされているかの確認。
要は広告だけで完結しないので。この確認とメンテナンスをしないと、自然流入が増えてこず、いつまで経っても広告頼りになってしまいかねない。
さて、ビッグキーワードの確認と同時にミドルやスモールキーワードが無いか?の確認や探索も重要。何故なら、ミドルやスモールキーワードにこそ、その商品の特徴が表れるので。

ビッグキーワードについて【AI】確認すると、


ビッグキーワードとは、検索エンジンで多くのユーザーが検索するキーワードで、月間検索回数が1万回以上が目安です。検索ボリュームの数以外にも、次のような特徴があります。

  • ユーザーニーズが幅広い
  • 1語のみで構成されることが多い
  • 競合が多く、上位表示の難易度は高い
  • サイトクオリティも高い

スモールキーワードについては


スモールキーワードとは、検索回数が少ないキーワードや、複数の単語を組み合わせた複合キーワードのことです。検索意図の幅(ユーザーニーズ)が狭く、競合数や検索ボリューム、アクセス数が少ないのが特徴です。また、検索上位に取りやすい傾向にありますが、その分、大幅な集客は見込めません。

スモールキーワードについては下記の説明が分かりやすい。

この場合の都道府県を商品ジャンルや販売イベント(母の日や父の日)などに置き換えて、市町村を商品特徴に置き換えるとECと同じ。なお、「ミドルKW」というのは弊社が提唱しており、2単語ぐらいの組み合わせの場合が多い。

最後にブランド分析で「上位KW」の確認を


ブランド登録が出来ていると、セラーセントラル内の「ブランド分析」ページが活用できるし、登録商標があるなら必ずと言っていいほど、Amazonブランド申請はしておくべき。

上位の検索ワードで例えば「母の日」を確認すると、2024年19週(5月5日~5月11日週)では、検索ランク
・母の日         「第4位」!
・母の日プレゼント人気  「第6位」
・母の日ギフト      「第9位」
・母の日のプレゼント   「第47位」
・母の日 花       「第59位」
・母の日プレゼント人気70代「第84位」
・母の日にお届け     「第124位」
・母の日 スイーツ    「第146位」
と決して、「花」や「スイーツ」だけではない事が分かり、アパレルなどは「年代」もgoogle広告やヤフー広告のように頻出してくる。
これだけのKWでも広告の1キャンペーンが作れる。

さて、長くなったので、他の広告の説明は次回とさせていただきます。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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