EC通販の基本戦略

基本戦略構築法

前回の事業コンセプトが確立できたら、次は基本戦略である。単品ECを実施する際には、次の6つの基本戦略が必要となる。

(1)基本戦略を構築する方法

①商品戦略(通販商品を決める)

②顧客戦略(対象を決める)

③メディア戦略(通販メディアを決める)

④フルフィルメント戦略(フルフィルメント手法を決める)

⑤顧客管理戦略(顧客管理システムを決める)

⑥表現戦略(商品名などの表現の基本を決める)

通常のEC通販に比べて、特に重視する点は「商品戦略」である。商品に魅力がなければ単品ECは成功しない。単品EC成功企業の特徴は、まず魅力がある商品を持つことにある。

商品戦略にあわせて、大切なのが「顧客戦略」である。ふさわしい対象の選択、有効かつ豊富なリストの収集、顧客の拡大などである。次に、商品を魅力的に表現するためのネーミングなどの「表現戦略」が重要だ。継続購入がビジネスの重要な要素になるため、どのように顧客を管理し販売していくかの「顧客管理戦略」なども重要な要素となる。

それぞれの基本戦略の詳しい内容、実施のポイントなどは、後日に詳細を触れる。

 

(2)EC通販の事業計画の作成法~その1,序文


 基本戦略が決まったら事業計画を構築する。事業投資として、いつペイアウト(収益が出る経営状況になること)ができるか計画に盛り込むのであるが、3年を目途にするのが良い、と私は考えている。

ここからは長くなるので、次回に書きたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!